ベトナム2018

三度目の訪越、初日はクチトンネルに向かった。

写真のように地下壕が張り巡らされているのが特徴だ。

 

母にトンネル奥まで進むように促したが、入口付近から一歩も進もうとしなかった。実は自分も少し進んで戻ってきた。蒸していて暑かったからだ。

2日目、グエンアンニン通りに足を運んだ。

ここには日本にはない光景が目の前にひしめき合っている。

写欲が湧き立ち、シャッターを切りまくった。

 

幸いこの時の一枚が、有名コンテストに入賞している。

よい写真は撮りたいという気持ちの強さから生まれる。

3日目、人の好さそうな靴磨きに出会ったので、撮影を兼ね靴磨きも依頼した。満面の笑みで靴を磨き、撮影にも協力してくれた。

 

磨きあがった靴はピカピカで新品の輝きを取り戻した。

一生懸命磨いてくれた靴磨きの青年に感謝。

4日目、撮影ポイントの多いチョロン地区に昨年同様やってきた。撮影した方々が覚えていたらしく会話がはずんだ。

 

帰り際、カメラを向けると笑顔でこたえてくれた。

ファインダー越しに、人種、言葉、風習は違えど同じ人間がいると感じた。

世界に行くと外国人、日本人という概念はなくなる。

5日目、写真のカエルを食べるのだが、まだら模様が非常に気持ち悪い。

しかし、覚悟を決めて炭火で焼くと模様は黒く変色し、数分で食べごろとなった。

 

食べてみると締りのある柔らかい肉質でさっぱりした味だ。

よく鶏肉と似ていると言うが、印象は違うように思う。

 

今後は、普通に食べられる料理となった。父から昔は日本でも食べていたと聞いたので、復活させてみてはどうだろうかと思った。

最終日、タクシーでジャンクパーツ街を目指したが、見当違いの場所に降ろされた。

ベトナム人に道を尋ねると「日本人ならバイクで連れて行ってやる」と言われた。

 

5キロほどであったが、ベトナム人の本場のバイクを体験できたことが嬉しかった。

 親日国ベトナムを感じた出来事であったし、日本人でよかったと思えた瞬間だった。